先日、ある方からこんなすてきな話を伺いました。
50代半ばのこの男性は、40代で地方都市の市会議員として出馬するにあたり、今後の議員生活と平行したライフワークとして何をしていくべきかを悩まれたそうです。
もちろん議員さんとして地域の役にたちたいという思いは人一倍強い人ですから、人として幅広く魅力ある生き方をすることで、地域の代表者たるにふさわしい生き様を目指されたのでしょう。決して議員の副業を探されたわけではありません。
さて、ライフワークとして自分が楽しくかつ真剣に取り組めるものは何か、1ヵ月半ほど考えをめぐらす中で思い出したのが、園児の頃のことです。「私は小さい時からお話が大好きだった。いつも先生に紙芝居をやってほしいとせがんでいた。自分で話をするのも好きだ。。。そうだ、紙芝居をライフワークにしよう!」
以来10年、その方は地域で紙芝居活動をし、子どもたちに笑顔を届けながら、自らの幸せを感じています。
「子どもの頃にいろんな好きなことに次々取り組んで、それが今の自分を形作っている。押し付けられた教育では決して身につかなかったもの。楽しんでやってきたからこそ、今も楽しめる」。
「それに、健康にもいい。紙芝居しないといけないと思うから、風邪をひかないし、気が弱ることもない」と人懐っこい笑顔で続ける同氏。キートスガーデンでは好きなことをのびのびチャレンジできる時間を設けていますが、園児たちが大人になった時にきっと楽しく思い返してくれるのでは、と、彼らの成長に期待が膨らみました。