6月3日土曜日、岐阜県幼稚園教育研究協議会が羽島で行なわれました。
その場で平成30年度(来年度)から施行される幼稚園教育要領について説明がありましたが、新要領では、遊びの重要性がより鮮明になっていて、キートスガーデンが進めてきたLeikki(フィンランド語で「遊び」)中心の教育・保育法の考え方と重なる部分が多くなりました。
新しい教育要領には、以下のように書かれています。
「幼児の自発的な活動としての遊びを生み出すために必要な環境を整え,一人一 人の資質・能力を育んでいくことは,教職員をはじめとする幼稚園関係者はもと より,家庭や地域の人々も含め,様々な立場から幼児や幼稚園に関わる全ての大 人に期待される役割である。」
また、新要領では「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」として、以下を挙げていますが、キートスガーデンの活動はおおむねこのように対応しています。
- 健康な心と体→空手、バルシューレ等
- 自立心→縦割り・横割りによる遊び・生活、着替え、食事準備・片付け等日常的な活動等
- 協同性→縦割り・横割りによる遊び・生活、行事に向けての特別活動
- 道徳性・規範意識の芽生え→あいさつ、朝・帰りの会、そうじ、集団行動等
- 社会生活との関り→社会見学、小中学校
- 思考力の芽生え→普段からの遊び、自然観察、製作活動、プレスクール等
- 自然との関り、生命尊重→普段からの遊び等
- 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚→様々な作品、プレスクール等
- 言葉による伝え合い→読み聞かせ、コミュニケーション教育、英語等
- 豊かな感性と表現→絵画活動、音楽活動、食育等
キートスガーデンでは、これからも幅広く子どもたちに、日本の良い保育教育を残しつつ、フィンランドのエッセンスを取り入れていきたいと思います。
(写真は園庭で実り始めたビワ)